龍源院
-
-
六百年の伝統を誇る伊豆の古刹
伊豆半島屈指の桜の名所として有名な「龍源院」。
万大醸造とも縁のあるこの名刹について紹介します。
創建はおよそ600年前。南北朝時代後期辺りと言われています。創建したのは南朝方大将新田義貞公の甥、脇屋義治の息子と伝えられています。
脇屋義治は、父であり新田義貞公の実弟である脇屋義助とともに、南朝方を支えて各地を転戦していた武将です。
義貞公戦死後も北陸や関東で戦い続けましたが、1368年の挙兵後、上野沼田荘での敗戦を最後に、行方知れずとなった、とされています。
実はその後、伊豆の大仁(現伊豆の国市)に逃げ延び、有力者の右腕となしました。
当時住んでいた「田中村」から字を取り、脇田義治と名を改め、その能力を存分に奮ったと伝わっています。
脇屋義治が天寿を全うした後、その息子が父の戒名からこの「龍源院」が創建されました。
↓